◆いよいよ、ウィーン観光の目玉・王宮(ホーフブルク)へ!
先に離宮の方見に行っちゃいましたが、600年以上中欧に君臨していたハプスブルク家の本丸はこっちね。

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ミヒャエル門より入城。たのもーー!

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この紋章は双頭ではなく単頭の鷲ですね。

ルネサンス様式のスイス門。ここを抜けると、ウィーン少年合唱団が日曜ミサに参加する王宮礼拝堂があります。
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スイス門を挟んで右にいるのが阿、左にいるのが吽ですね。うそです
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旧王宮の中庭には、神聖ローマ帝国皇帝になったフランツ一世の像が。
像の真ん前にゴミ箱を置くのはどうかと思うよ。
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◆旧王宮の入り口。
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旧王宮の中は、「銀器・食卓調度コレクション」「シシィ博物館」「皇帝居館」になっております。
食器ゾーンはさっと通り抜け(たけど、豪華なので興味のある人は面白いと思う)、シシィ博物館へ。

あの有名な、長い髪に星の形の飾りをつけた白いドレスの肖像画が見れました。
皇后エリザベートの一生を時系列順に振り返る展示になっていて、おてんばな少女のマネキンがブランコに乗っていたり、パーティで着たドレスや宝石のレプリカ、再現されたお召し列車の車内が見られたり、興味深かった。
生前の評判は悪かったのに、暗殺されたことで一気に人気者になってしまったという皮肉さも。

わたしは、旅行直前に本を読み、この博物館を見学してようやくエリザベートがどんな人生を送ったのか知ったのだけど、とにかく気の毒な人だと思ってしまう。普通の貴族と結婚していたら、平穏に生きられただろうに。
ただ、同じ人間としては気の毒だけど、もしわたしが当時のオーストリア国民だったら、公務を放棄して贅沢三昧の旅行を続ける皇后に良い感情は持てないだろうな…

皇太子に見初められたのがエリザベートではなく、計画されていた姉ヘレーネの方だったら。
フランスのルイ16世に嫁いだのが、予定されていた聡明な姉ではなくマリー・アントワネットになってしまったのと同じように、運命の意地の悪さを思い知らされますね。

皇帝居館では、(シェーンブルン宮殿と同じく)フランツ・ヨーゼフ皇帝の勤勉な暮らしぶりと、美貌とスタイルに固執するエリザベートの部屋の対比を見て、二人のすれ違いが実感として伝わってきました。

内部見学はしませんでしたが、こちら新王宮。
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ハプスブルク家の結婚式を執り行ったアウグスティナー教会。地下には、ハプスブルクの人々の心臓が安置されているのだそう。
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ちなみに、オーストリア国立図書館(プルンクザール)は別記事です。

王宮で、ハプスブルクの栄光の軌跡と豊かな文化を堪能しました!
外に出ると、カール大公の像がそびえる英雄広場。ウィーンの夕暮れ。
楽しいウィーン旅行の日程も、そろそろ終わりが近づいています。
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この広場を抜けて道を渡れば、美術史博物館やマリア・テレジア広場。右手には、市民の憩うフォルクス庭園。
こんな美しいエリアで日向ぼっこや散策を楽しめるなんて、ウィーン市民は贅沢だぞ!○(`Д´)○

【関連リンク】ホーフブルク王宮