◆5月7日、日本を発って6日目の朝。ウィーンに別れを告げたわたくしは、スーツケースをゴロゴロ転がしながら次の目的地・プラハへ向かったのです。

そう、今回の旅行ではウィーンからプラハへ移動する必要があったのですが、
・飛行機 早いけど高いし空港まで行くのが面倒なのでパス。
・電車 5時間ぐらい。どこにスーツケースを置けるかが乗ってみないと分からない。荷物を手放した状態で長時間過ごすとなると、うかうか居眠りもできなさそう。料金わりとお高い。
というわけで、所要時間は電車と同じぐらい・電車より安い・スーツケースが預けられる長距離バスに乗ってみることに。

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◆今回使ったのは、チェコの旅行会社「StudentAgency」。プラハを中心に、チェコ国内外の都市を結ぶ格安の中〜長距離バスを運行しています。Studentって名前はついているけど、誰でも乗れるのでご安心を。
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バスの座席は、出発前にオンライン予約しておきました。
http://www.studentagency.eu/
「Online coach and train ticket reservation」でバスの空席検索や予約が可能。

人気の路線は満員になることも多いらしく、スケジュールが決まったら早めに予約するのが良いみたい。
予約したら、StudentAgencyから届く「Electronic ticket」というメールをプリントアウトして持っていきます。

注意!「予約」しただけで安心せず、「確実に支払いまで済ませる」のをお忘れなく。
StudentAgencyからのメールに「Expiration date: xx/xx/13 xx:xx (reservation has to be paid until this date and time)」や「Payment methods」と書いてあったら支払いがまだされていないので、上記の支払い期限までに絶対に行っておくこと!払わないとキャンセルされちゃうよ!
まさかいないと思いますが、席を予約しただけで安心してしまって支払い手続きを忘れ、当日にバス乗り場でメールのプリントアウトを見せたら「期限までに支払いをしなかったので予約はキャンセルされました。この便は満員なのでもう乗れません」と言われてガッカリすることのないように…σ(TдT) ←チェスキー・クルムロフ行きのバスでやらかした

もう一つ注意!チケットメールに書いてありますが、スーツケース&持ち込み荷物はサイズ制限があるので、あらかじめ確認しておいた方が良いです。結構小さいよ。オーバーする場合は追加料金が必要(サイトから支払可能)。

◆さて、ウィーン−プラハ行きのバス、乗り場はプラターシュテルン駅(地下鉄1号線、もしくはSバーンのウィーン北駅降りてすぐ)。ホテル最寄ネストロイプラッツ駅の隣だったので楽でした。

バスの車体が真っ黄色なのでよく目立ちますね。大荷物の旅行客が集まっているし、見つけやすい。
乗務員のお姉さんに予約メールのプリントアウトを見せて(わたしは提示しろと言われなかったけど、念のためパスポートを出せるようにしておいた方がいいみたい)、スーツケースを預けて乗車。
わたしが1週間前に予約した時点ですでにほぼ埋まっていたぐらいで、結局、この便は満席。飛び込みのお客さんが来たけど断られてたな。

値段が安い(18ユーロ ※2013年5月)せいか若者のグループが多くて、車内は超うるさい。
でも環境は結構良くて、飛行機のように各座席に個人用モニターが付いているし、乗務員のお姉さんはにこやかにソフトドリンクを出してくれたりとサービスも良いです。
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モニターでは、音楽、映画(チェコ語、ドイツ語、英語だったかな)、ドラマ、ゲーム(パズルなど数種類。数独もあった)などいろいろ楽しめるの。お姉さんの配ってくれる簡易ヘッドフォンでも、自分のイヤフォンを使ってもOK。
わたしはとりあえず「ダーク・シャドウ」を見ながらグーグー寝ました。

ソフトドリンクはホットのコーヒーや紅茶が無料で、頼めばいつでも持ってきてくれます。冷たいドリンクやスナック菓子は有料。頼めば新聞(チェコ語のみ)ももらえます。
車内のトイレは一応「緊急用」ってことになってましたが、2、3人は使ってた。

◆眠っている間に、バスはチェコ国内へ。
チェコ国内に入ったら車内でStudentAgencyのwifiが使えるとアナウンスされていたんだけど、わたしはなぜか使えなかった。残念。

Brnoというチェコ第二の都市のバスターミナルで、25分ほどの休憩。
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売店がチェコ語だ!なるほどちっともわからん

ターミナルの前にある大通りを渡ったところにStudentAgency乗客専用の休憩所があって、トイレやPCが使えます。(場所についてはお姉さんが説明してくれる)
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バスターミナル前の大通り。写真の建物の左下、窓に黄色いサインが出ているのが休憩所です

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StudentAgencyの乗客なら、こんな感じで休憩可能

しかしこのブルノ、工業都市なせいか、バス停のある辺りは地味。超地味。(旧市街という観光名所はあるらしい)
華やかなウィーンから来ると、画一的で飾りのないビルはあまりにもそっけなく、ああ、ここはかつて社会主義の国だったんだなぁと思わずにはいられません。
しかも、トラムの乗客の多くがこっちを凝視してて、ウィーンの都会らしい無関心さとのギャップがちょっと怖かった。
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このトラムの乗客に超見られた

◆やがて、バスはプラハ市内へ。Florencという駅近くのバスターミナルに到着。渋滞もなく、ほぼ定刻。
安くて快適で、お姉さんも感じ良くて、バスにして良かったわーー(*゚∀゚)っ

スーツケースを受け取り、さて!!と意気込んだものの、
…えーと… 駅の入り口、どこ… 案内図とかないの……

なんとなくこっちかなー、と思う方へ適当に歩いていると、なんとか入り口を発見することができました。
さあ、ついにプラハですよ!観光スタートです!