◆金瓜石から、バスで山道を下ります。
この旅で一番楽しみにしていた、九イ分(にんべんに分)にやってきました!

九イ分の展望台より

バスの停留所「舊道口」で降りた辺りにある展望台。
山の上なので、遠くに海が見えます。

基山街◆すぐそばに、メインストリート・基山街の入り口。

基山街は、狭ーいアーケード。
臭豆腐の屋台が本気でくさいw ←味は結構気に入ってる

基山街お土産や食べ物のお店がぎゅうぎゅうに詰まっていて、歩いているだけでも楽しい通りです。

平日だったのでそれほど混雑していなかったけれど、休日は竹下通りみたいになるんだろうな〜。

パイナップルケーキ界の有名人・李三兄弟の一人の「李儀餅店」があるので、試食させてもらいました。

九イ分のお菓子屋さん

芋頭酥◆タロイモを使った薄紫のお饅頭、芋頭酥。
手に持ったら、まだほんのりと温かかった。
わたしが持っていたガイドブックのコピーをお店の小姐が見つけて、「これうちの店だわ!」(推定)と喜んでいました。

モロモロしたパイに包まれた芋あんは、あっさりと素朴な甘さ。中にタロイモのかけらが入っていて、ちょっと驚いたw

阿柑姨芋圓

阿柑姨芋圓の芋圓◆「阿柑姨芋圓」。
お店の入り口で、名物の甘味を買います。
緑豆やかぼちゃの団子に、3種類ぐらいの豆がたっぷり入ったぜんざい。(かき氷バージョンもある)
甘さ控えめ、ヘルシーなおやつです。35元でおなかいっぱい!

渡されたカップを持って、奥のイートスペースへ。木の固い椅子が並べてあって、大きな窓からの景色を見渡しつつ食べることができます。
風景を撮りながらお団子をモチモチ噛んでいたら( ̄〜 ̄)、何やら呼びかけられているような…?

瑞芳のバス停でお世話になって金瓜石で別れた、おばちゃん三人組だ!Σ(゜◇゜

「あら〜あなたも来てたの?奇遇ね〜」(推定)とか話しかけられて、一緒にぜんざいを食べます。
わたしは全然言葉が分からないし、あちらも全く分からないので、懸命に筆談。(ちょっとでも勉強して来ればよかった!と思った)「映画『悲情城市』を観て来ました」とか「東京から」とか、そんなことを。

おばちゃんはこの辺の名物「芋米果」(二文字目は、こめへんに果。大福サイズの、ユイグォとかいう餅らしい)を分けてくれました。お菓子かと思って「甜?(甘い?)」と聞いたら、「鹹(しょっぱい)」と言われた(唯一通じた言葉)。確かにしょっぱかったです。
でも日持ちがしないみたいで、「明日東京に帰るので、家族と一緒に食べます」と言ったら困った顔をしていたな。早く食べたほうが美味しいんだって。

三人は台北SOGOで夕飯の予定だそうで、「あなたも一緒にどう?」と誘ってもらったんだけど、基隆の夜市に行く予定だったので残念ながらお断りしました。
ほんと、親切で人なつこいおばちゃんたちだった。どうもありがとう(^ー^)

堅崎路のネオン◆そろそろ夕暮れ時。
九イ分の街に明かりが灯りだします。

ながーーい階段と赤い提灯で有名なこの豎崎路、昔は歓楽街だったそう。
言われてみると、確かにちょっと妖しげな雰囲気もある。

「悲情城市」でも、この通りでお姉ちゃんをはべらせながら会食したり麻雀したりするシーンがありました。


堅崎路にて
異国情緒たっぷりです。
これこれ、この風景が見たかったのよ〜。

堅崎路を見上げる上の写真の右側に出ている看板は、有名な茶芸館のひとつ「阿妹茶酒館」。
ここでお茶でも飲んでくつろぐ予定でしたが、諸事情により金が無いので…
省略しました(^^;

まあいいや、景色だけで。

昇平戯院の跡地◆これも歓楽街だった頃の名残で、映画館「昇平戯院」の跡地。
入り口しか残っていなくて、中は廃墟です。
「悲情城市」を撮った侯孝賢監督の別作品、「恋恋風塵」の看板が掲げられています。

どこを見ても素敵で、ふらふらとさまよってしまう。
絵になる街ですよねぇ…

足は疲れるけどな。