◆ミュンヘン中央駅からトラムに約20分乗り、バイエルン国王の夏の離宮・ニンフェンブルク城に到着。妖精の城、という意味なんだって。
ミュンヘンの中心地からすぐ、バスでもトラムでも来れて、個人客にもうれしい観光名所なんです。

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トラムを降りたら、5分ちょっと歩いてお城へ。前庭の広い池には白鳥もおりますよ。
この日は滞在中一、二を争うよいお天気で、サングラスを持ってこなかったのを後悔したくらい太陽がまぶしい。
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◆城内見学時は大きな荷物の持ち込み(自撮り棒含む)禁止なので、上着やリュックをロッカーに預けます。見学コース自体はそれほど広くなく、時間は大してかかりません。

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吹き抜けになった大理石の大広間、シュタイネルネ・ザールネルネルネルネ
ロココ調のきらっきらな室内装飾に、花が咲き誇っているかのような色鮮やかな天井画。
椅子に座って、首が痛くなるまで眺めていても飽きません。

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◆バイエルン王国第2代国王・ルートヴィヒ1世が作らせた、貴族から身元の分からないような一般人まで当時の美女を集めまくった美人画ギャラリー

この王様は近代都市の基盤を作り、芸術の保護にも力を入れたけれど、ダンサーだった愛人とのスキャンダルで退位したそうな。
この人の孫が女性嫌いで孤独を愛したルートヴィヒ2世って、極端すぎませんか。

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たぶん、正面の左下の黒髪・黒いドレスの女性がその人です。

今調べていたら、この女性の人生が波乱万丈で驚いた。アイルランドからイギリス、インド、フランスと渡り歩き、ドイツでのスキャンダルの後はアメリカ、さらにゴールドラッシュ時のオーストラリアに渡り、39歳でアメリカで亡くなったらしい。フランツ・リストの愛人だったり、彼女を巡る決闘で人が亡くなったり、密度が濃すぎる。

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ちなみにわたしは、左側の白いドレスの見返り美女が好みですね。

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当時の流行と思われる髪型・服装や民族衣装ふうのドレスを着た人、ギリシャ神話の女神に扮したようなコスプレ肖像画もあって楽しい。

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◆ルートヴィヒ2世が誕生した場所、王妃の寝室

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深緑に金の花紋をあしらった、上品で落ち着いたお部屋です。

関係ないけど、どのお城見ても、ベッドが横幅あっても縦幅狭くない?って思う。足はみ出そうじゃない?正面から見るから狭く見えるだけで、本当は長いのかなあ。

◆さあ、ニンフェンブルク城はここからですよ!
だだっ広い庭園の中にぽつぽつと点在する小さな館を見たくて、お城とのコンビチケットを買ったのです。元取るぞ〜。(貧乏性の悲しい性)

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庭園だけなら無料なので、ここでもランニングやピクニックを楽しむ市民が大勢。うらやましいことでございます。Tシャツの人も見かけるほど暖かくて、わたしもウルトラライトダウンをリュックに仕舞い込みました。

中編へ続く!