16世紀、アイルランド北西部コノート地方。◆このグローニャの熱く激しい一生を描いた作品、皆川博子作『海賊女王』の感想です。
イングランドの侵略が着々と進むこの地で、「凶悪な海賊の頭」と恐れられた女がいた。
海賊をなりわいとする一族に生まれ、自ら船に乗り他部族との戦いや商船襲撃を指揮した「海賊女王」こと、グラニュエル・オマリー(通称グローニャ)である。
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東京でひっそり暮らす独女OLの、旅行、ニチアサ、小説、アニメ、Dear Girl Storiesなどの感想やレポもどきや日々の記録です。
16世紀、アイルランド北西部コノート地方。◆このグローニャの熱く激しい一生を描いた作品、皆川博子作『海賊女王』の感想です。
イングランドの侵略が着々と進むこの地で、「凶悪な海賊の頭」と恐れられた女がいた。
海賊をなりわいとする一族に生まれ、自ら船に乗り他部族との戦いや商船襲撃を指揮した「海賊女王」こと、グラニュエル・オマリー(通称グローニャ)である。
こんなところでしょうか?
帝政ロシアの最後の皇女アナスタシアが生き残っていたというのもあったけど、これは一家の遺骨が鑑定されるという悲しい結末で、ミステリーではなくなりましたね。
◆先日読んだ本。
妻を娶っては殺す「青ひげ公」という童話のモデルになったとも言われる、イギリスのヘンリー8世をめぐる物語。
表紙は、映画版のアン・ブーリン役:ナタリー・ポートマン、メアリー・ブーリン役:スカーレット・ヨハンソンです。並べるときれいだね。
妻を6人もとっかえひっかえして、ローマ教皇に破門されたトンデモ王様なので、もはや歴史ミステリーと言えるよな、とw
面白いですよ。おすすめ〜。
“地図男”
主人公が出会ったホームレスの男は、首都圏のあらゆる地理を記憶し、一冊の地図帳を携えていた。
千葉県鎌ヶ谷市で始まる、3歳児のアイデンティティをかけた冒険。
江東区新木場で遭遇した男女は、在住区への愛と誇りを胸に戦う。
あまたの物語の断片が、そのエピソードの発生する地点に貼り付けられた、付箋と書き込みだらけの地図帳だ。
地図男の世界に引き込まれていく主人公。
何のための地図帳なのか。
誰のための物語なのか。
地図男は、何も語らない。
彼の思いを知るのは、地図帳だけだ。
「クラブみたいなハコで、DJやダンサーみたいな男の子が接客してくれるホストクラブがあればいいのに」
そんな発想から生まれた渋谷のホストクラブ、<club indigo>。
次々に降りかかってくる事件。
夜の街を、個性的なホスト探偵団が駆け巡る!
"「レインマン」って殺人鬼がいるのを知ってる?
夜、一人で歩いている女の子をさらっていって、足首を切っちゃうんだって。
でも、ミリエルの香水をつけてると、狙われないらしいよ”