◆チェンマイでのエレファントライド、記事が長すぎたので前後編に分けました。前編はこちら。


ついにこのときが来た!象にかがんでもらい、前足を踏んで、えいやっとまたがる…

またがる…

高すぎて身体が持ち上がらず、またがれない

スタッフに押し上げてもらいながら、なんとか乗りました。

※象に乗った状態で撮りました。これが象の頭だ!

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◆象に乗ったら、高くて怖い!馬より大きいから、乗馬するときよりもさらに高い!

座面は広い。ゴツゴツしてない。頭の中心がちょっとへこんでいる。
身体に生えている毛はゴワゴワしていて、やわらかめのタワシのようです。
匂いは全然しないんですね。道中、豪快に排泄してましたが(大小ともに)、全然気にならなかったです。

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座るところの後ろにロープが結んであって、危ないときはつかまることもできるんだけど、基本的には後傾しない方がいいみたい。

実は、この写真の私の乗り方はイマイチなんです。本当はもっと前方に、身を乗り出すように座り、前についた両手に体重をかけた方が安定するのです。前に転がり落ちそうな気がしてちょっと怖いけど。

足は軽く曲げて、耳の付け根の裏側にスネを当てるぐらいがいいとか。(象に長時間乗っていると股関節が疲れて、最後の方は足が上がらなくなり、だらっと垂らしてました)

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運動音痴の私ですが、そこまで苦労せずに乗れました!

ルートはホーム近辺こそ舗装された道路もありますが、すぐに森の中へ。自分じゃ歩けないような険しい道も、バランスを取りながら意外に身軽に、確実に登っていきます。象ってすごい。途中、川を渡ったりしながら、山道を進みます。

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1時間近くかな? 山道を登って、お昼休憩の小屋まで行きます。

しかし、道端に生えている木や竹を鼻でつかんでバリバリ…と引き倒し、むしゃむしゃ食べるのが困っちゃう。枝や竹が勢いよく跳ね返るので、顔や身体に当たらないよう注意しなければなりません(それでもたまに当たる)。

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◆小屋に着き、用意してもらったお昼ごはんで休憩。パッタイと、竹筒で炊いたもち米。デザートが甘い玉子焼き&もち米と、みかん!
パッタイは短めの麺で、切干大根のようなシャキシャキした野菜が入って甘酸っぱく、ばら寿司のような味だなと思いました。量もたっぷり。

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ここでしばし休みます。一緒に参加した二人が一人旅のプロだったので、いろいろ話を聞いたりして。背後に写っている小屋はトイレ。紙はないので持参しましょう。

◆そして、後半戦開始です!

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泥塗り体験!
崖の中腹みたいなところからきれいな土の塊を取り出して水で溶いたものを、顔と手に塗ってもらいます。紫外線防止効果があるとか。(強制ではないです。お肌の弱い人はやめといた方がいいかも)

スタンプで隠したけど、後半はずっと、顔が黒塗りで面白いことになっています。昔の泥棒みたいな……


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次は、象にも泥塗り! 寝転がった象の身体に泥を塗って広げ、さすります。これが気持ちいいみたい。
毛がゴワゴワしていてやわらかめのタワシのようで、素手で一生懸命こすっているとジンジンしてきます。2,3日、感触が残っていました。

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象への水やりを見学。ホースから鼻にいっぱい水をためては、口へ注いでいました。鼻、便利でいいな〜〜

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「帰りは、この泥まみれのところに乗るのか…」と一瞬思いましたが、自分自身もだいぶ汚れてきて、もうそういうの気にしてる場合じゃないなという気持ちに。

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帰り道もよろしくね〜〜

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静かなチェンマイの山の中で、鳥の声を聴きながら象に乗っているのが、非日常すぎて愉快でした。
ふと、どこからか、キーンコーンカーンコーン…と聞きなれたチャイムの音が聞こえてきました。学校かな? 日本で聞くのとまったく同じ音で、ちょっと面白かったです。

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(餌を利用して)映える写真、撮ってもらいました!!

◆山道を下り、行きには渡るだけだった川へ。
ここで象から降りて一緒に川に入り、身体に塗った泥を落とします。

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仕事かってぐらい一生懸命洗います。人間はあとでシャワーを浴びるので、ここでは象だけね。
この時の私、かつて見たことないほど良い笑顔で写ってました。よっぽど楽しかったんだな。

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映える写真、撮ってもらいました…w
親に見せたら、こんなワイルドな場所ですごい笑顔で写ってるのが意外すぎたそうで、驚いてたw

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鼻チューのサービス写真も撮ってもらえます。一生分、象と触れ合いました。ありがとうー!

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◆ホームに帰り、象とお別れ。シャワーを浴びて着替えてさっぱりし、フルーツをいただきました。

備え付けのボディソープで適当に洗ったら顔の泥が全然落ちなくて、顔がグレーなままでしたが…まあ、マスクするからいいかなって…(ホテルに帰って即洗顔しました)。
あと髪は洗うと面倒なので(さすがにドライヤーはない)3人ともそのままにしてました。

体力を使ったので、帰りの車ではぐっすり。15時すぎにホテルに帰りましたが、そこから観光をする気力がなく、夕飯とマッサージに行くぐらいしかできなかったです。3,4日は筋肉痛が残りました。

◆私はそんなに動物が得意ではないのですが、象はおとなしくて賢く、とてもかわいかったです。
たっぷり乗れたことはもちろん、泥を塗ったり洗ったりとお世話できたのが貴重な体験だったと思います。自分がもう若くないことを考えると、今思い切ってチャレンジしておいてよかった!

チェンマイならではの、忘れられない思い出を作ることができました。おすすめです〜